【「すこやかのわ」の誕生】一般の小児科医が、なぜ、社団法人「すこやかのわ」を立ち上げたのか。小児医療の現場から見えてきたことを通して、この構想は生まれました。

大学病院、総合病院、小児救急、そして統合医療を実践するクリニックでの診療という、貴重な経験を通して見えてきたことは、子どもさんも、お母さんも、ご家族も、そして医療者を含めて、福祉や保育、教育などの子育て支援に携わる方たちも、皆、とても今、大変な状況にあるということでした。

「すこやか」の要素は、大きく2つに分けられるかと思っています。一つめは、本来もっている体の免疫がしっかり働きやすい状態にあるということ。二つめは、本来の個性を発揮して、生き生きと自分らしく成長できるということ。

「すこやか」な毎日を過ごすために、食事は、お水は、衣服は、日用品は、住環境は、睡眠は、遊びはどのようであるといいか。少し考えるだけでも、お母さんだけ、家族だけ、医療者だけ、保育や教育の現場だけでなんとかなる、簡単なことではないことが、分かっていただけるかと思います。

50年前には、ほとんどなかったアレルギーをもつ人が、なぜ、今は2人に一人なのか。子どもの数は減っているのに通級や支援学級を利用する子の数は、ここ数十年で、なぜ急激に増え続けているのか。

子どもたちが、体や生活を通して伝えてくれていることに対して、私たち大人に何ができるのか。

職業や立場、年代、今までの経験を超えて、これからの子どもたちの「すこやか」な成長や、より幸せな未来を願う方たちと繋がりながら、大切な情報を共有し、一人ひとりの好きや得意を活かし合えるようになったとき。できることは、無限に広がり、そして私たち大人も、より健康増進できるようになるのではないかと思います。

「すこやかのわ」は、そんな願いから誕生しました。

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